白内障の日帰り手術

日帰り手術について

日帰り手術について当院では入院を行なわずに、日帰りで行なえる日帰り白内障手術を実施しています。
白内障手術は濁った水晶体を摘出し、その代わりに人工の水晶体を挿入する方法で行ないます。点眼麻酔を使うため、術中の痛みもありません。手術は大体15~20分で完了し、術後少し休憩されてからそのままご帰宅になります。

無料タクシーサービスのご案内

当院で日帰り白内障手術を受けられた患者様には、術後のお帰りの際に、患者様専用の無料タクシーでご自宅までお送りするサービスがございます。詳細はご来院時にご確認下さい。

手術方法

手術方法白内障の手術は、一般的に超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を用いて行います。局所麻酔下で行われ、精密さが要求されますので顕微鏡を使用して手術を行います。
水晶体は核とその周囲を覆う皮質で構成された組織で、水晶体嚢(すいしょうたいのう)という袋の中にあります。手術では、白く濁った水晶体の核や皮質部分を超音波で乳化させて吸引し、水晶体嚢の中へ水晶体の代わりとなる眼内レンズを挿入します。

手術までの流れ

1白内障手術の申し込み

2術前検査

3抗菌剤点眼薬処方

4事前説明

5手術当日

6定期検査

眼内レンズについて

レンズの種類

単焦点眼内レンズ 多焦点眼内レンズ
ピントが合う距離が遠方、もしくは近方のどちらかです。選んだピント以外の距離を見るための眼鏡が必要です。 ピントが遠方と近方の両方にあります。単焦点と同距離の比較では、見え方の質がやや低下するものの、遠近両方が見えます。

見え方の違い

多焦点眼内レンズについて

多焦点眼内レンズについて多焦点眼内レンズは、近くと遠くという両方のものにピントを合わせることができます。ただし、視力が良かった頃の自在にピントの変更が可能な見え方とは異なります。多焦点眼内レンズによる視力は、遠方と手元30cmで1.0以上ありますが、50cm~1mでは0.6~0.7程度に落ちる場合もあります。日常生活で読書、スマートフォン操作、化粧、料理、スポーツ、観劇や観戦、景色を見るといったことに関して眼鏡が必要になる場面はほとんどありません。ただし、パソコン作業時などの中距離である50cm~1m程度の距離は見にくいと感じるケースがあり、その際には眼鏡を装用した方が作業が楽になり、疲れにくくなります。

多焦点眼内レンズをおすすめする方

  • 日常生活でできるだけ眼鏡を使いたくない
  • 75歳以下で白内障以外の眼疾患がない
  • 遠視や強い近視がありいつも眼鏡をかけている
  • スポーツや旅行など、屋外活動をよく行う

ハロー・グレアについて

ハロー・グレアについて多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズに比べた時、グレアやハロー、コントラストの低下が起こりやすいとされています。グレアは、暗い場所や夜間に光を見た際に光を眩しく感じます。ハローは、光の周辺に輪がかかっているように見えます。コントラストの低下では、ものがぼやけて見えます。日常生活に支障が起こるほどではありませんし、必ず起こるものでもありません。ただし、こうした可能性があることをご理解いただいた上で、お選びいただくようお伝えしています。
現在の遠近両用多焦点眼内レンズは、以前に比べこうした問題点がかなり改善されてきており、術後の時間経過とともに見え方に慣れて気にならなくなる場合が多くなっています。

手術の注意点

  • 多焦点眼内レンズを挿入予定で手術をしても、水晶体が入っていた袋(水晶体嚢)が、何らかの原因で術中に破れることがあります。これを破嚢と言います。大きな破嚢が起こった場合には、多焦点眼内レンズが挿入できない可能性があります。その時には、通常の白内障手術で用いる単焦点眼内レンズを入れたり、眼内レンズを入れないこともあります。もし、眼内レンズを入れない場合でもコンタクトレンズを用いたり、後日、別のタイプの眼内レンズを挿入することにより生活に必要な視力は十分に保たれます。
  • 白内障手術後、数ヶ月から数年経ってから眼内レンズを支える袋の役割をする後嚢という部分が濁って、視力が低下したり、眩しく見えたりすることがあります。これは「後発白内障」と呼ばれるものです。治療はレーザー光線で短時間に行うことができ、入院も不要です。視力もすぐに回復します。
  • 手術後、眼内レンズ焦点の位置がずれていたり、乱視によって視力が出ないために度数矯正が必要になった時には、メガネ処方が必要となる可能性、あるいは屈折矯正手術が追加で行われる可能性があります。
TEL:03-3601-0955
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求人情報 分院 よつぎ眼科クリニック